現在81歳。75歳までは加仙鉱山会長でした。「瀬戸=やきもの」。瀬戸ではなんでも作れますが、これは永い歴史の中で培われた優秀な技術があったからこそ。その中で瀬戸らしい代表的なものというと「瀬戸染付」と「ノベルティ」があると思います。特にノベルティの技術は他のどこにも劣らないものがあります。瀬戸が世界でもトップクラスの技術を培えたのは、長くつくり続けていることと作りやすく不純物の少ない優良な原材料の粘土に恵まれていたためです。この粘土は日本全国に流通しており、一流メーカーや主な窯業地でも瀬戸の粘土を使って製作されていました。

洞地区や赤津地区には現在も瀬戸らしさを感じるまち並みが残っていると思います。また、職人文化の中で培われた「人情味の深さ」「助け合いの精神」が現在でもつながってきていることが瀬戸の魅力です。

 

加藤光哉(かとう みつや)
(株)加仙鉱山元会長